新年を迎えて

冬菊の まとふはおのが ひかりのみ   
水原秋櫻子

掲出句は、貴重な日の光を冬菊が集め、それを私たちと享受しようとする気持ちが感じられる句で、寒菊への感情移入をしてしまう句でもあります。

今年の正月も穏やかな日の光に包まれ、ほっとする日が続きました。しかし、これからいよいよ冬将軍の到来ですね。さて、年末から年始にかけて、トルコのイスタンブールのBahcesehir High School for Science and Technologyから、校長先生を含めて4名の方が本校に来られました。その方たちは、ロボットについての技術指導をする目的で来日されました。ロボットの土台となる基礎の組み立てについて説明を受けた後、あらかじめプログラミングされたプログラムにしたがって、リモコン操作により、ロボットを動かすことに成功しました。下の右の写真は、今回来日された4名の方です。また、下の左の写真は、ロボットの土台となる部分が組み立てられたものです。大会となると、正確さや速さが求められます。その状況をどのように作り出していくか、それは、どのようなロボットを作っていくかにかかっているということです。結局のところ、私たちの創造性に負うところが大きいということを再認識させられました。これからは、トルコとの文化交流も深めつつ、共同研究に向けて歩を進めていきたいと考えています。